願望が決断になったとき、未来は動き始める
エンジニア志望の方々やエンジニアのマネジメントをする方々のキャリアコンサルをしています。
相談に来られる方々は皆さん真面目で向上心のある方々ばかりです。
これまでの経歴や今に至るまでの仕事上の思いを聞きながらその方の価値観がどのようなものかをじっくり丁寧に探っていきます。
ある程信頼関係が出来てきた頃、キャリアコンサルでは目標と期限と方法を一緒に考えていきます。
多くの方が「ご自身のやりたいことは何ですか」「どんな目標がありますか」という内容の問いにははっきり回答ができるものの、「それはいつまでにやりますか」といった内容の問いには回答を濁されます。
そこからはその方の覚悟が決まるまでそれまで聞いてきた目標を定めるまでの経緯だったり、どうしてそのような目標に立てたのかの理由を再確認したり、その目標に到達したらどんなものが得られるかといったお話をします。
覚悟を決めて「いつまでにこれをやります!」となれば良いのですが覚悟が決まらない場合は「目標に達成しなくてもいいと思っている」「そのうちできればいいかなあ」となってしまう方々も多くいらっしゃいます。
タイトルの言葉は心理カウンセラーである植西聰さんの著書「自分を諦めてはいけない」にある引用です。
願望が決断になったとき、未来は動き始める
高い目標というものは「いつか達成できたらいいなあ」という気分で達成できるものではありません。
願望という甘い考えでいる限り、高い目標が近づいてきてくれることはありません。
目標を立てたらいつまでにやるという期限を設定し、期限までのマイルストーンを作成し、各マイルストーンに向けて1日、1日単位でタスクを作成し、決めたタスクに真摯に向き合うことが必要なのです。
目標を達成するための最初のステップが願望を決断に変えて期限を設定するということなのです。
人は何歳からでも変わることができます。自身が変わるためにはまず自分の意識を変える必要があります。
向上心のある方々には自分自身を諦めることなく、願望を決断に変えて目標に立ち向かっていただきたいと思います。