メンバーをマネジメントする上での自己肯定感と自己効力感の使い分け

最近では自己肯定感と自己効力感という言葉を耳にすることがあると思います。どちらも自己に対する認識や評価に関係しています。
私自身の解釈になりますがどちらが良い悪いというものではなく、使い分けするものだと考えています。
この時代にジェンダー的な用語を用いるのは不適切かもしれませんが理解しやすいように自分自身は自己肯定感は母性愛的なもの、自己効力感は父性愛的なものというイメージで捉えています。

メンバーに対しては基本的には自己効力感を高めるようにサポートすべきです。
ここでいう自己効力感というのは特定のタスクや課題に向けてあなたならできるという自信を持てるようにサポートすることです。
具体的には小さな成功体験を積み重ねてぎりぎり達成できるような高い目標設定であったり、良かった点と今後の改善点について適切なフィードバックを行うといったことです。

一方、自己肯定感を高めるようにサポートすべきなときはメンバーが失敗をしたときなどです。
ここでいう自己肯定感というのはメンバーの心がけであったり、努力であったり、メンバーの存在自体を認め、感謝するということです。
失敗したときにそのことを糧にしてもらうための振り返りは必要なことではありますが、失敗したときにその失敗で仕事のパフォーマンスが低下しないように、また今後も少し難しい仕事にチャレンジできなくならないようにサポートが必要です。
言い換えれば失敗を必要以上に深刻なことにせず、上手にスルーさせるというものです。

ここまででメンバーをマネジメントする上での自己肯定感と自己効力感の使い分けについてお話しました。
どちらが良い悪いという議論もあるようですが、自己肯定感は母性愛的なもの、自己効力感は父性愛的なものというイメージで使い分けてみては思います。

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