マネージャーとしてメンバーのプライベートにどこまで関わるべきか
マネージャーとしてどこまでメンバーのプライベートに関わるべきかという相談を受けたことがあります。
これについては正解はないと思っており、マネージャーの考え次第だと考えています。
どこまでをプライベートと線引きするかについても一概には言えない部分もあるからです。
具体的には健康問題、家族の事情、精神的なストレスなどは仕事に影響することもありますので無視できない場合が多いのです。
私自身はこちらから無理矢理プライベートな話を聞き出そうとすることはしませんがメンバーが自主的に相談してきてくれた問題については出来るだけ話を聞き、出来る範囲のことをしたいと思っています。
見返りを狙っていた訳ではありませんがプライベートも含めて関係を構築したメンバーからは意外なところや見えない部分で助けられたことも多いです。
またチームの雰囲気も良くなり、ちょっとした問題でも気軽に相談できる関係を維持しやすいと感じています。
とはいえ、冒頭で申し上げた通り、これについては正解はなくプライベートな話には深入りせず、仕事に関する部分でのみサポートするというスタンスでも全く問題はないと思います。
気軽に相談できる関係を仕事の中で構築できればよいし、問題を放置しないような仕組みを作れば問題はありません。
私自身としては仕事をするならプライベートも含めて深く関わっても良いと思えるメンバーと一緒にやりたいのです。
我儘であることは十分理解した上で、私情を切り離してそれはそれ、これはこれと言うことのできる分別を私自身が持ち、相手との意見を言い合える良い関係性を構築する必要があると思っています。
仕事に私情を挟むことは判断を鈍らせたり、言うべきことが言えなかったりするため、厳に慎むべきです。
大事なことは同じ目的を持って働く仲間としてお互いに「敬意」を持つことです。
またマネージャーには「メンバーを成長させる責任がある」ということを忘れてはいけません。
「責任」は個人の私情とは切り離された「役割」となります。
メンバーのプライベートにどこまで関わるべきかを悩んだマネージャーの方はこれは「役割」なのだと割り切って考えてみてはいかがでしょうか。