自分の健康を守れるのは自分だけ
ITエンジニアの仕事は予測不能な問題や突発的な障害発生も多く、スケジュール通りに計画が進むことがまず稀です。
だからといって納期を簡単に延ばせるわけでもありませんので精神的にも辛い部分があるのは事実です。
実際に、精神的に辛くなって働けなくなった人、片方の耳が難聴になった人、味覚障害になった人を身近でみてきました。
そこまで酷くはありませんでしたが私自身も精神的に辛いプロジェクトで顧客からの電話が鳴っている気がして深夜に会社携帯を何回も確認することがありました。
そんな状況に陥らないように精神的な健康を維持するために重要なことを2つご紹介します。
1. 小さいストレスを放置しない
これは自身がプライベートでも大事にしていることですが、小さいストレスや小さい問題を早い段階で対処することは大きな問題の回避に繋がります。
過去に自分の仕事に直接関係ない技術的なサポートを頻繁に依頼されている人がいました。
最初は「大した手間ではないから」と断らず受け続けていった結果、多くの人から色んな相談を受けることになり、自分の仕事が疎かになって重大事故に発展して精神的にも受け止められず辞めて行ってしまった人がいます。
私自身も含めて周囲がもっと早くに気が付いて手を打てばよかったのですが本人が好きでやっていると思い込んでおり、本業が大変なことにも気が付きませんでした。
本業に支障が出てきた段階で対処できていれば発生していなかったと思います。
2. 雑談する機会を作る
日頃から仕事に直接関係のない雑談ができるということは意外と重要です。
雑談できるということは何か困ったことがあった場合にすぐに話しかけられるということです。
特にリモートワークがここまで普及している現在では雑談ができる機会も少なくなっているため、一層雑談できることを意識していただきたいと思います。
周囲とのコミュニケーションを取っていれば本人は気付かなくても周囲が気付いてあげられる機会も増えるのです。
ここまでで精神的な健康を維持するために重要なことを2つご紹介しました。
仕事はとても大事なものですが、自分の健康を犠牲してまですることではありません。
マネージャーや同僚が自分の健康を気遣ってくれることはありますが、最後の最後で自分の健康を守れるのは自分しかいません。
健康は簡単に部品交換できるものでもなく、生まれ落ちた瞬間から死ぬまで大切にメンテナンスしていく必要があるのです。