拙くとも誠実であること
仕事をする上では言葉巧みに取り繕うことよりも誠実であるということが大切だと日々感じます。
小さな約束を守る、ミスや勘違いがあったら誤魔化さずに謝罪する、相手の立場に立って考えるといったことです。
巧詐(こうさ)は拙誠(せっせい)に如かず
巧に誤魔化して上手に振る舞う生き方は、拙くとも誠実な生き方には及ばない
古代中国、秦の始皇帝に才を買われた韓非子の言葉です。
彼は生まれつき重度の吃音であり、韓という国の公子でしたが「吃非」と呼ばれて見下され続けていましたが、非常に文才がありました。
話すことが苦手という逆境から文書にするということで身を立てることになり、2000年後の今でも世に知られる存在になりました。
仕事の上でも泥臭いことを厭わずにきちんとできる人がきちんと成果を残しています。
巧に誤魔化して上手に振る舞う生き方は、拙くとも誠実な生き方には及ばないと思うのです。