それでも人生は続く

エンジニアを始めて間もない頃はちょっとしたことで一喜一憂すると思います。
お客様に提出した資料で何も指摘されなかったとき、もう一人前のエンジニアになったかのような気持ちになる。
逆にちょっとしたことをマネージャーから指摘されると自分はこの仕事に向いてないのではと絶望したような気持ちになる。
でも、実際には死ぬ間際に至るまでどんな出来事も1つの「通過点」に過ぎません

タイトルの言葉は元サッカー日本代表監督イビチャ・オシムの言葉です。
この言葉に出会ったのは、私自身が仕事で大きなミスをしたときでした。
どれだけ大事な試合に勝っても、どれだけ大事な試合に負けても、その瞬間で終わりではありません。
どんなに素晴らしい体験に恵まれても、どんなに心が痛む出来事に遭遇しても、人生は続いていくのです。

エンジニアとして生きるということ、そもそも人として生きるということは失敗を重ねるということです。
失敗のない人間はいませんし、どんなに優れたプログラマーでもバグを出したことのない人はいません。
真のプロフェッショナルとは成功も失敗で一喜一憂せずに俯瞰的に状況を理解し、「次に何をすべきか」を考えていくことが出来る人です。
たとえば、バグを出してしまって誰かに修正してもらったのであれば自分でも書き直してみる、同じ間違いをしないようにどうすれば良いのかを考えてみるといったちょっとしたことでも良いのです。

エンジニアの経験というのは薄い紙を重ねるような小さい努力の積み重ねによって練り上げられていくものです。
だからこそ、少しの成功、少しの失敗に揺れすぎず、今日一日も誠実に前に進んでいきましょう。

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