作業に逃げるな
エンジニア集団でマネージャー、会社によってはリーダー、係長、課長といった現場責任者という立場の方々を支援したい、その思いでこのサイトを作成しました。
ITインフラのエンジニアまたはコンサルタントとして様々な企業様でたくさんのマネージャーをみてきました。
現場で起こったトラブルに向き合い、部下の育成を日夜考えているマネージャー層こそが組織の屋台骨だと思います。
そんなマネージャーの方々にお伝えしたいことは「作業に逃げるな」ということです。
トラブルを起こした部下の代わりに責任をもって対処する、できない部下の代わりに深夜まで残業して仕事をする、そんなマネージャーにとってこれは非常に厳しく酷な言葉です。
この言葉は単純に「作業をするな」「部下にやらせろ」ということではありません。
自分がまずやって背中をみせないといけない場面もありますし、トラブルが深刻な場合、納期までに時間がない場合などマネージャー自らが作業をすることは必要です。
ただし、その場合でも「これは作業に逃げていないよな」ということを確認した上で作業に着手していただきたいのです。
安易に部下の仕事を奪うことは部下が考えることを放棄することに繋がります。
トラブルが発生したらトラブル対応はマネージャーの仕事で部下である自分は関係ないと思い込んでしまうことにも繋がります。
また、チームのマネジメントがうまくいかなくなって作業に逃げてしまう以下のようなケースもあります。
・プレーヤーとしての実力を再確認して安心したい
・毎日深夜まで残業し、ここまで頑張っているんだからできなくても仕方がないと自分に言い聞かせたい
マネージャーは部下に気づきを与え、同じトラブルを二度と発生させなくさせるということを忘れてはいけません。
マネージャーは「作業に逃げるな」
チーム全体、部下のひとりひとりの成長を考えることが重要なのです。