なんとなくマネジメントしてはいけない

日々の業務で忙しいがために「なんとなくマネジメント」してしまっている、、、そんなケースは意外と珍しくはありません。
しかし、このような状態が続くとチームの成長を妨げたり、エンジニアのモチベーション低下を招いて大量離職に繋がるリスクがあります。

ここでいう「なんとなくマネジメント」とは、明確な目的や意図を持たずに、場当たり的にチームを管理することを指します。
例えば、次のようなケースに心当たりはありませんか。
・定例ミーティングを開いているが、ほとんどのメンバーが内容を理解していない
・会社からの指示で定期的に1on1をやっているがタスクの進捗確認にしかなっていない

何となくやっている業務について目的を持って見直しをしていただきたいと思います。

・定例ミーティングを開いているが、ほとんどのメンバーが内容を理解していない

定例ミーティングの目的を明確にして、目的に沿ったやり方を試してみましょう。
例えば、情報共有が目的であればTeamsなどで連絡し、情報を理解できたら「いいね」を押してもらうようにすれば漏れも含めて確認ができます。
また、ナレッジ共有が目的であれば口頭による共有ではなく、資料として残すべき内容です。
そのミーティングを欠席したメンバーやこれから参加してくるメンバーにとっては共有されなくなってしまうためです。

・会社からの指示で定期的に1on1をやっているがタスクの進捗確認にしかなっていない

1on1の目的はあくまでもメンバーの育成です。
1on1をタスクの進捗確認の場にしてしまうと、1on1でしか進捗を報告しなくなってしまいます。
メンバー育成の目的のためにまず信頼関係を構築する必要があり、そのために雑談なども含まれますが雑談することが目的ではありません。
メンバーが自分のキャリアプランをどのように考えているか、今の仕事がそのキャリアプランに沿っているかを確認するだけでも予期せぬ急な退職相談を受けることは激減します。

ここまででなんとなくマネジメントしてはいけないという内容でお話してきました。
何となくやっている業務が多いとメンバーは成長を実感できないと感じてしまいます。
目的を持って成果が出ていればメンバーが成長を実感し、離職率を下げ、チームとしての成長にも繋がるのです。

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