優れたマネージャーは自分がやった方が早いを最終手段と考える
期末が迫る中数字達成のために自分が動かなければならないケース、納期のために自分でやらなければならないケースもあるでしょう。
ただし、そのような特殊な状況ではない限りメンバーに動いてもらうことを考えるべきです。
どんなに優秀なマネージャーであっても一人で頑張って出せる成果というのはせいぜいが数人分程度の働きにしかなりません。
自分が頑張って何とかすることよりもメンバーが最大限に働ける環境を整えることの方がよっぽど重要なのです。
種もみは次の年に植える稲の種とするべく厳選された米です。
種もみを自家採取する農家では収穫の前にはどこの田んぼのどの部分を種もみにするかを決めているそうです。
出来の良い稲を刈り取り、塩水に浸して浮いた種もみは身が詰まっていないと判断し、取り除き、厳選された種もみを消毒し、大切に保管します。
1粒の種もみからは700~1000粒のお米がとれるそうです。
目先のことにだけ囚われて、自分で手を動かしてしまうのは 大事な種もみを食べてしまうようなもの です。
目先のことにだけ囚われず、大事な種もみを活かすことを考えましょう。
忙しいマネージャーはついつい目の前のタスクに追われることが多いと思いますが、チームとして成果を出すためにはメンバーの育成は最重要課題です。
今日の1食よりも少し先の100食を目指して1人1人の成長に向き合っていただきたいと思っています。私たちの活動がそのための一助となれば幸いです。