知らず知らずのうちに丸投げしていませんか
仕事の丸投げが良くないことは誰しも認識されていることだとは思いますが、実際には自分が丸投げをしていると気付いていない人が少なからずいらっしゃるようです。
逆にエンジニアの中には詳しい人に聞けばすぐに解決できる業務も自ら抱え込んで業務を止めてしまう人も存在します。
この2つの両極端のケースですが、前者はエンジニアの成長にとって、後者はチーム全体の成果のためにいずれも良くはありません。
このような症状に陥らないために重要なことが下記の2つです。
- 今、自分に何ができるか
- 相手の立場に立って考える
1. 今、自分に何ができるか
他人に業務を依頼する前に「この部分なら自分でもできそうだ」と一部を自分がやってみることです。
勿論職域を超えた業務をやるわけにはいきませんが、意外と自分で出来る部分はあったりします。
自分の能力を超えていると判断すると思考が停止してしまい、丸投げするしかなくなってしまう人がいます。
自分の手に負えないと思っても冷静に事態を判断し、自分で出来る部分、別の人に依頼する部分を判断するようにしましょう。
これは訓練次第で誰でも出来るようになります。
またお願いする部分についても自分なりに答えを考えておくのも有効です。
自分の答えと合っていたとしても違っていたとしてもそれは記憶に残り、スキルになります。
何も考えずに相手の答えを待っているだけでは記憶に残ることは少ないでしょう。
2. 業務を依頼される側の立場に立って考える
例えばクライアントから専門外の質問があったとしてもクライアントからの質問内容を整理するのはできるはずです。
業務を依頼される側の立場に立って、質問に回答するためにはどのような情報が必要なのか自分の頭で考えてみる癖をつけてください。
内容が曖昧なままの質問をそのまま丸投げされても質問された側も困るのです。
そのような丸投げを続けていると組織の中であなたの信頼性も失われていきます。
ここまでで業務の丸投げをしないために気を付けるべきことについてお話しました。
仕事を他人事ではなくいかに自分事にできるかということが成長のカギになるでしょう。