マネージャーはメンバーに対する愛情が必要か

過去にマネージャーの方から「メンバーに対する愛情がないとダメなのでしょうか」と相談を受けたことがあります。
相談をしてくださったマネージャーは自分とは性格の合わないメンバーの入れ替えを希望したりする一面がありました。
悪い意味ではなく、すごく真面目な方なのだなと思います。「自分と性格の合うメンバーだけで仕事をしたい」のではなく、「自分と性格の合わないメンバーを成長させる自信がない、申し訳ない」ということなのだと自分は感じていました。
その時は次のような回答をしました。

愛情をもって接することは間違いではないし、逆に愛情を感じないからといってマネージャー失格ということでもない。
必要なのは「愛情」ではなく、働く仲間としての「敬意」をお互いに持つこと。
またマネージャーには「メンバーを成長させる責任がある」ということを忘れてはいけない。


「愛情」となると個人の感情になります。個人の感情となると人によって態度も変わってきてしまいます。
本来、マネージャーとしてはあってはならないことです。
しかし、「責任」であれば個人の感情から切り離された「役割」となります。
例え、自分と性格の合わないメンバーであったとしてもそのメンバーの成長のためにやるべきことをやるだけなのです。

勿論「愛情」をもって分け隔てなくすべてのメンバーに接することができるのであればそれに越したことはありません。
「愛情」をもって接することが難しいと感じるマネージャーの方は「役割」なのだと割り切って考えてみてはいかがでしょうか。

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